【株式会社電通デジタルが、SoloTimeを利用する理由】

2021.01.22

2016年に設立し、デジタルマーケティングのリーディングカンパニーとして飛躍的な成長を続ける株式会社電通デジタル。シェアオフィスの契約を担当する立場でもあり、自身もSoloTimeを利用しているコーポレート部門総務部・事業部長の飯野将志さんに、SoloTimeの魅力やこれからの働き方について語っていただきました。

リモートワーク推進トライアル時からSoloTimeを契約

ー株式会社電通デジタルがSoloTimeの利用を始めたきっかけを教えてください。

2017年から政府や東京都などが連携して展開している、働き方改革の国民運動プロジェクト「テレワーク・デイズ」の第3弾が2019年の7〜9月にかけて実施され、当社も参加しました。ちょうどその頃、リモートワーク推進トライアルの実施に向けてシェアオフィスの利用を検討しており、SoloTime企画開発担当者の佐藤さんと働き方やオフィスの在り方についての情報交換をしていたので、SoloTimeの話を聞き、魅力を感じて契約に至りました。2019年のトライアル時は、マネージャークラスのなかから選抜して、約30人がリモートワークを取り入れた働き方に取り組みました。シェアオフィスは、SoloTimeを含め4社契約し、目標は出社率60%、リモートワーク率40%としました。結果、出社率68%、リモートワーク率32%で、トライアル一歩目としては一定の成果を得ることができ、リモートワークを取り入れても組織運営ができる道筋を立てることができました。

次に、マネージャーだけではなく若手社員も入れるとどうなるかを確認するために、対象者をマネージャークラスに限定せず、2020年の1〜2月に約200名で再度テストを実施しました。実施人数が増えるためシェアオフィスの契約数を増やすことになり、計5社と契約しましたが、どのシェアオフィスも従量課金制なので、契約社数を増やしても固定費がかさむわけではありません。当社としては、利用できるシェアオフィスが多いと選択肢が増え、社員にとってメリットになるので、契約社数を増やしました。シェアオフィス「H¹T」を展開する野村不動産とシェアオフィスサービスについて提携されたことで、利用できる拠点がさらに増え、とても助かっています。現在コロナ禍もあり、1500名ほどの全社員がリモートワークを基本として業務を行っており、出社率は15~20%となっています。

小さな空間でも、働きやすい席を選択できることが魅力

ーどのぐらいの頻度でSoloTimeを利用されていますか?

私はSoloTimeの松戸店(千葉県)を利用しています。月曜日は出社することが多く、火〜金曜日は松戸店で仕事をしています。利用するときのルーティンが決まっていて、いつも子どもたちと7時半頃に家を出て、8時ちょうどに松戸店へ到着。一番乗りですね!そして、ドリンクサービスのしじみ汁を一杯飲み(笑)、それから、入口右側のオープンスペースに座り、ミーティング前まではそこで仕事を進めます。ミーティングが始まる前に個室に入りWEB会議に臨みます。その後はそのまま個室にいるときもありますし、オープンスペースに戻ることもあります。


SoloTime松戸店入口右側のオープンスペースはソファー席に/ドリンクサービスは時期によって種類が変わる楽しみも

仕事の内容によって席を替えることは、オフィスにいてもデスクで作業をしたり会議室に行ったりするので、SoloTimeでも同じようにできて大変便利だと思っています。


対面会議もできる広めの会議室/PHONEブースも2部屋設置

ーSoloTimeの魅力を教えてください。

SoloTimeは個室のほかにオープンスペースもあって席の種類が豊富で解放的。個室が少し広めに作られていて、空間も明るいので長時間いてもストレスを感じません。選択肢が多いことは重要だと思うので、小さな空間ながらも適度な選択肢があることは大切だと思います。当社として社員の選択肢が増えることは良いと考えているので、さまざまなシェアオフィスで空間デザインが異なりますが、自分の働きやすい空間を選択できるというのも、社員にとってそれが生産性につながるのであればメリットだと考えています。


開放的なオープンスペース/個室は寛げる広さ

ーSoloTimeを利用してから、ワークライフバランスはどのように変化しましたか?

自宅から松戸店までは15分しかかかりません。オフィスまで通勤すると片道45分ほどかかるため、往復で約1時間も通勤時間の短縮に。その時間で、これまでは妻が行っていた子どもの習い事の送迎ができるようになりました。

また、緊急事態宣言があり自宅で仕事をしていたときは、妻からするとストレスだったようです(苦笑)。結婚してから今まで、昼間は仕事でいなかった私が毎日家にいたことで妻にももちろん毎日のリズムがありますし大変だったようです。緊急事態宣言の解除後、SoloTimeを利用することで、これまでのように朝は子どもと一緒に出かけ、仕事が終わったら帰ってくるといういつものリズムに戻れました。しかも、通勤電車に乗らず自宅の近くで仕事をして帰れる。SoloTimeは、家族のライフバランスにも寄与していると思います。

会社が選択肢を幅広く提示して、個人がパフォーマンスを発揮できるようにする

ー株式会社電通デジタル様が考えている、これからの働き方について教えください。

当社は、「Performance Based Working」を働き方のテーマに掲げています。組織パフォーマンスを最大化するのが、これから目指す働き方であり、“やるべき事を、やるべき時に、やるべき人が、やるべき所で”をコンセプトにしています。

また、働き方というのは組織の采配であり、個人の権利ではないということを社員に伝えています。個人の好き嫌いで選んでいくものではなく、マネジメントが采配するもの。これまで以上にマネジメントの負荷が増えますので、そこへの支援策も提供しています。一方で、個人の好き嫌いとは意味が違うと思っていますが、家庭が平和であるということもパフォーマンスに響くので、シェアオフィスをうまく活用してもらいたいです(笑)

ーこれからSoloTimeの利用を検討されている企業へ、利用するメリットやメッセージをお願いします。

これからの働き方は、100人100様、オフィスの在り方も100社100様になっていきます。そこで必要なのは、多様性を尊重し、選択肢を増やすことだと思います。働く選択肢を会社がどれだけ用意してあげられるか。選択肢の幅を広げるうえで、シェアオフィスは有効な選択肢だと考えています。なかでもSoloTimeは郊外を中心に展開されているので、職場と住居が近いという意味でも大変メリットを感じています。

コストもリーズナブルなのでそういった点でも、SoloTimeは今後シェアオフィスのなかで、ポジショニングをとられていくのではないのかなと期待しています。現在当社では、社員の99%が25分以内にオフィスもしくはシェアオフィスにたどり着ける状態を実現できていますが、さらにSoloTimeの拠点を増やしていただけると、うれしいです。