【SoloTimeワーケーションコラム#3 ブレジャー】

2022.02.21

SoloTimeはテレワークオフィスの運営を通して、今後いろいろな働き方についての取り組みを模索し、提案していきたいと考えております。
そのひとつとして“ワーケーション”に注目をし、実際にさまざまなスタイルのワーケーションを体験しながら感じたことなど、みなさまにワーケーションをもっと身近に感じていただけるような情報を発信していきます。

SoloTime企画開発担当者の諸川です。
第三弾は、企業様・自治体様と働き方やワークスペースに関する打ち合わせを行うために出張し、その先で余暇を楽しむ新たな出張スタイル“ブレジャー”を体験して参りました。

今回訪れた島根県松江市では、市内外の民間企業や島根大学、島根県とともに松江市でのテレワークを通じ、『都市部と地方』『地方と地方』の新たな人の流れを生み出すための、松江滞在型テレワークプログラムの開発と受け入れを行う「ワーキング ヘルスケア プログラムMATSUEコンソーシアム」を2020年5月に設立されています。
そこで、新たな働き方の取り組みを行っている松江市の企業様・自治体様と、意見交換を行いました。

【1日目】ディスカッションには美しい景色も大切

東京駅を9:00頃に出発し、飛行機に乗って出雲縁結び空港へ。バスで松江市に移動して、ランチに島根名物の出雲そばをいただき、今回の宿泊先「松江ニューアーバンホテル」に向かいました。

チェックインの時間まで時間を有効活用するため、ホテルのラウンジでテレワークを。松江ニューアーバンホテルは、一般社団法人日本テレワーク協会および一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会の『共同利用型オフィスセキュリティ認証プログラム』の認証を受けた施設のため、安心してWi-Fiを利用することができました。チェックイン後は、それぞれ部屋で仕事を進めました。

夕方からは、企業様・自治体様と島根県松江市と出雲市にまたがる湖・宍道湖の夕日を眺めながら、打ち合わせを。私たちにとっては非日常の美しい景色を眺めることができたので、心も開放的になってとても良いディスカッションができました。このように自然を感じながらの打ち合わせは、お互いに肩肘張らずリラックスしながらディスカッションができるので、おすすめです。

夕焼けの綺麗な宍道湖 ©松江観光協会

ホテルでは9階のレストランを、昼からコワーキングスペースとして利用できるようにされています。宍道湖を一望できる特等席で仕事ができるのはなかなかない機会だと思いますし、今後コワーキングスペースを充実されるというお話も伺いました。観光にも近い場所で落ち着いて働けるワークスペースができるというのは、ワーケーション先としてさらに魅力的になると思います。
SoloTime三島店では富士山を眺めることができるので、こちらもぜひご利用ください。

ディスカッション後は、地元の方におすすめしてもらった「根っこや」さんで、夕食をいただきました。日本海で獲れる鮮魚を使い、こだわりが詰まったお料理を提供してくれるお店で、「すべてのお料理が美味しい!」という驚きの連続でした。特に島根県で獲れる深海魚・ドギの唐揚げや、東出雲町の日本酒「王祿(おうろく)」はなかなか東京では出会えない逸品です。やはり美味しいものをいただくと元気が出ますし、飲食店は地元の方に聞くのが一番だと、今回のブレジャーでも改めて思いました。

お酒が進むドギの唐揚げ

日本酒好きな方にはたまらない、王祿三種飲み比べ

地魚の刺身を堪能できる特選7種盛り

食後はホテルに戻り、ゆったり温泉に入って疲れを癒しました。宿泊先に温泉があると、ちょっとした旅行気分が味わえて楽しかったです。

【2日目】ここでしかできない体験で良質なインプットを

2日目は宍道湖を眺めながら朝食を。島根県の厳選食材を使った出雲野菜のサラダや出雲そばなど、多彩なメニューが揃っていて朝から幸せな気持ちになりました。

チェックアウト後は余暇を満喫するため市内を散策しながら、松江城へ。

松江城 ©松江観光協会

見学後は、こちらも地元の方に教えていただいた、松江歴史館内にある「喫茶きはる」に。現代の名工(松江和菓子研究家)・伊丹二夫さんによる、創作上生菓子の菓子バーを備えた茶房で、日本庭園を眺めながら美味しい和菓子がいただけます。訪れた時にちょうど伊丹二夫さんが繊細で美しい和菓子を作っており、“手作業の大切さ”を教えていただきました。
ここでしかできないような体験はとても刺激になるので、これからも出張先では地元の方にいろいろおすすめを聞いて、インプットを増やしていきたいと思います。

席からは日本庭園を望むことができる

現代の名工(松江和菓子研究家)・伊丹二夫さん

上品な甘さのわらび餅と抹茶

目にも楽しい上生菓子

素敵なひとときを過ごした後は、近くにある島根県物産観光館でお土産を購入。ランチは地魚を使ったお寿司をいただき、松江駅にあるカフェで出発まで各自テレワークをしました。夕方には飛行機に乗り、東京に着いたのは18:30頃で、1泊2日の短い出張を終えました。

松江は歴史があり、観光スポットも多く、食事も美味しい。さらに、お店やホテルの方など出会ったすべての人が優しく笑顔だったのが印象的で、またぜひ行きたいと思っています。

メンバーの新たな一面が知れて、チーム力が深まるきっかけに

今回はレジャーの時間が限られていたため、松江のおすすめスポットをたくさん教えていただいたのですが、時間がなく行きたかった場所をすべて周ることができなかったのが残念でした。
ブレジャーは出張プランが先にあり、そこに余暇を組み合わせるため、1泊2日だとなかなか余暇を満喫するのは難しいと感じました。余暇を楽しむためには、スケジュールを詰め過ぎないことと、有給休暇を組み合わせると良いかもしれません。職場でこのようなブレジャーが定着することで、会社として有給休暇取得の促進にも繋がると思います。そうすることで、社員一人ひとりのワークライフバランスも充実し、モチベーションも上がって生産性の向上も期待できるのではないでしょうか。
日本ではまだなかなか浸透していないブレジャーですが、ぜひ会社で積極的に取り入れて、働き方の選択肢を増やしていただけたらと思います。
今後は、実家に子どもを預けながら仕事をする“プチUターン”など、手軽なワーケーションをしてみたいと考えています。

●ブレジャーのタイムスケジュール

【1日目】
 9:00 東京駅発
 10:05 羽田空港発
 11:35 出雲縁結び空港着。空港連絡バスで松江市内へ
 13:00 ランチ
 14:00 松江ニューアーバンホテル着。ラウンジでテレワーク
 15:00 チェックイン後、各自部屋で仕事
 16:00 企業様・自治体様と宍道湖の夕日を見ながら打ち合わせ
 18:30 地元の方おすすめのお店で夕食
 21:00 ホテルに戻り温泉へ
 23:00 就寝
【2日目】
 6:00 起床
 8:00 宍道湖を眺めながら朝食
 9:00 チェックアウト
 9:30 松江城を見学
 10:00 松江歴史館内「喫茶きはる」で和菓子を堪能
 11:30 島根県物産観光館でお土産購入
 12:00 お寿司ランチ
 13:00 松江駅のカフェでテレワーク。空港連絡バスで出雲空港へ
 16:25 出雲縁結び空港発
 17:40 羽田空港着
 18:30 東京駅着